私の釣り自転車
バイク釣行や電車釣行がメインだった私は、ロードバイクにハマることがきっかけで、自転車釣行にフォーカスを当て始めました。
どんな趣味でもそうですが、一定の領域に詳しくなると、物の見方が一変します。
私の場合は町やサイクリングロードを走るロードバイクやクロスバイクに目をとられています。
気づいたことに、Uber Eatsの配達員の方は結構いい自転車に乗ってるいることと、彼らは立方体のバッグを置くリアキャリアをスポーツ車に取り付ける試行錯誤をしているというのがありました。
そのカスタムは非常に様々で、私はその一つ一つを眺め、参考にしていた記憶があります。
釣り自転車に乗る生活を送ってみて
釣り用に中古のエントリークラスのロードバイクを購入し、すぐさまにカスタムして釣行しましたが、その便利さに驚きました。
特にポイントが密集している都内において、自転車は最強のランガンツールになります。
一方通行無視
歩道爆走
階段で担ぐ
等々、縦横無尽のフィッシングライフが約束されます。
結局、ロードバイクにキャリアを付ける恩恵は釣りにとどまらず、お買い物やポタリングをこの一台でこなすまでに至りました。人力最速のお買い物用乗り物です。
その過程で、コストや性能のバランスを考慮したカスタムパーツ選定をしましたが、だんだんと難点に気づくに至りました。
それに伴いパーツの変更をしました。結果、諸問題は解決しロードバイクのキャリア取り付けの最終結論を見出すに至ります。
本記事の本題は、エントリークラスのロードバイクのキャリア取り付けの一番間違いないヤツを紹介になります。
スポーツ車の荷台の問題と解決
前提として、ロードバイクにキャリアを取り付けたいとお考えの方はフレームに計4点のダボ穴があることが望ましいです。
特にリアエンド部分のダボ穴の有無はパーツ選定と整備性に大きな影響を与えます。
カスタム前提でロードバイクをご購入を考えられている方には、アルミ製のエントリーモデルかグラベルロード(ここ最近アメリカからブームが始まったMTBとロードバイクの中間に位置する走破性の高い自転車です)が選定のポイントになります。
例を挙げると、
とか
グラベルなら
KESIKI Touring|KESIKI|自転車|コーダーブルーム
がお勧めです。
この辺なら
こういうタイプがポン付けできます。
手持ちのダボ穴がない自転車で、どうこうしたいという方には、
この辺を選べば間違いないです。ダボ穴一切不使用でキャリアを実現する代物です。
私は、整備性と美観から考えてダボ穴がついたロードバイクを中古で購入しました。
GIANTのOCR3というモデルです。
ところがこいつがとんでもない曲者でした。
左右対称に4点のダボ穴があるモデルです。
意気揚々と
Amazon | 自転車用リアキャリア かご 後ろ 荷物台 26-29インチ ゴム カーゴネット反射板付き クロスバイク ロードバイク ラック 耐荷重50KG (ブラック) | KOOPRO | 荷台
こいつを購入しましたが、悲しいことにポン付けできません。
エンド部のダボ穴は問題なく取り付けができました。
しかし問題は上の方です。
ダボ穴の位置がキャリパーブレーキのほぼ真横に位置し、つまりブレーキがキャリアの設置を邪魔する形になりました。
なんなんだこの設計は……
付属金具にU字型のステーがあったので、キャリパーブレーキと共締めしてみます。
どうやら、この金具をもってしてもキャリアを支えるパーツがキャリパーブレーキに干渉します。
仕方なくホームセンターで延長ステーを2枚と15mmのステンレスM5六角穴付ボルトを購入しました。
結果ギリギリのクリアランスになりましたが、無事取り付けが完了しました。
以上が、前回のロードバイク回までの進捗です。
で、それから二か月たった今。まだまだ上記の問題は解決していないことが分かりました。
要するに、無理くりキャリアの取り付け自体は可能ですが、その強引な取り付けによりキャリパーブレーキの動きを妨げ、後輪の制動力を妨げていたことが分かった、ということです。
自転車用のキャリパーブレーキの構造は、ごく簡単に説明すると、握る部分のないハサミのようなものです。握る部分は代わりにワイヤーを引っ張ることで機能を補完します。ハサミにおける刃の部分はブレーキパッドに相当し、車輪のリムを挟みます。
リムとブレーキパッドの摩擦係数がだんだんと高まることにより、自転車は速度を落とし、やがて停車します。
で、今回の私の場合は、ステーの上に取り付けたステーがキャリパーブレーキの片側の動きを邪魔しています。結果的にリムに当たるブレーキパッドの力が左右で隔たりが生まれました。
そうすると、制動力が落ち、ブレーキパッドの偏摩耗が起きます。
1週間近く、制動力の低いチャリに乗ったり、仕事したり、風呂に入ったりしてどうすればいいか考えました。
結果、キャリパーブレーキ付近のダボ穴は最初からなかったことにしようと決めました。
では、新しくダボ穴を作るにはどうするべきか。
調べるとすぐに出てきました。割とみんなこの手の問題にぶつかるんですかね。
こいつを使います。
シートポストの高さを決めるクランプにダボ穴を付けちゃいました奴~、です。
この製品を用いることによって一気にこの問題は解決しました。
見た目もぐっと良くなりガッツポーズです。
OCR3の場合クランプ径が34.8mmなので、上のリンクの物は使えません。
シートポスト径はスポーツバイクの場合27.2mm、31.8mm、34.8mmと規格が3種類あるので、自分でポスト径を測って購入されることをおすすめします。
ちなみにダボ穴の規格は私の知る限りほぼM5ですので、そこらへんの心配はほぼ無用だと思います。
まとめ
以上の諸問題を対処した結果、スポーツ車のキャリア事情に詳しくなりました。
実用性を無視すれば、キャンプができるくらいにまで積載は可能です。ロマンを感じます。
今後考えているアップグレードとしては、ホイールの換装です。
自転車好きには耳タコですが、自転車の性能強化で最も費用対効果が大きいのはホイールとタイヤの交換なのです。
既に、もともとついていた激重ホイール(2200g)からシマノR501(1900g)に交換しています。これだけでも性能の向上を十分に感じますが、人間の欲は際限がありあません。
そこそこにいいホイールを履いた、最速の変態釣り/お買い物チャリを目指すロマンです。
私はホイールでいうとフルクラムのファンなので、レーシング5がいいかなと。
Fulcrum (フルクラム) Racing 5 (レーシング) C17クリンチャー・ホイールセット | ProBikeKitジャパン
重量は1650g。この重量であればすでに’重いホイール’の域は超えています。
評価の高いフルクラムのハブの回転性能。
「我、いいホイールぞ」と言わんばかりの、ペダリングを止めたときのシャーッと鳴くラチェット音。この辺の魅力はリールのドラグ音に通ずるものがあります。
そのラチェット音が、ふざけたような自転車からする面白さ、ワクワクします。
まるでトヨタ86から12気筒のサウンドがする感じでしょうか。
今後もちょくちょくアップデートをしていく予定です。
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